プロテオグリカンって何?
最近「プロテオグリカン」という言葉を、雑誌やテレビでもよく見かけるようになりましたね!
私も最初は雑誌でこの成分を目にしたのがきっかけで、色々と調べていくうちにこの成分の魅力に取り憑かれてしまいました。
まだまだ広く知られているとは言えないと思うので、正直よくわからない人も多いと思います。
今回はそんな「プロテオグリカンってなに???」という方のために、プロテオグリカンのことをざっくり解説したいと思います。
【驚異の新成分 “プロテオグリカン”】
まず、プロテオグリカンというのは動物の軟骨に多く含まれている成分で、コラーゲンやヒアルロン酸のように私たちに様々な活性効果をもたらしてくれる今注目の美容成分のことです。
一方でプロテオグリカンは、糖鎖(とうさ)とタンパク質が結合した「複合糖質(ふくごうとうしつ)」と呼ばれる高分子複合体に分類されます。
この高分子複合体は他の2つに比べてより複雑な構造をしているのですが、一般的に「複雑な構造をしている=様々な働きをしてくれる可能性が高い」と考えられるため、ヒアルロン酸やコラーゲンをも凌ぐ作用を秘めているはずだと、実はかなり前から多くの研究者や企業が注目していました。
しかし、以前のプロテオグリカンは牛の気管にある軟骨からほんの僅かに取れるだけで、そこから抽出したり精製する工程も難しく、またその過程で使用する薬剤も安全性の面で大きな課題を抱えていました。
【1グラム3,000万円!かつてはダイヤモンドより高かった!】
これ、何の値段かお分かりになりますでしょうか?正解は、開発当初のプロテオグリカンの値段です。
以前のプロテオグリカンは、研究材料として使うのにも原料費が1グラムあたり3,000万円という非常にお金のかかる素材で、ダイヤモンドやプラチナといった貴金属よりも遥かに高価なものでした。
これだけ費用がかかるとなると、どの研究者も企業もなかなか手を出せず、化粧品やサプリメントに配合することなんて到底無理だったのです。
ちなみに、1グラムというのは、だいたい1円玉くらいの重さになります。
あっ今もし手元に1円玉がある人は、ぜひそれを手のひらに乗せてみてください。
これだけ!?ってなると思います(笑)これだけで3,000万円もするってすごくないですか!?
あーあー…この一円玉が昔のプロテオグリカンだったら良いのにな。。。
高い美容効果を持つことが分かっていても、お金もかかるし扱いも難しかったため、あらゆる研究開発の元になる基礎研究、そしてそれに続く応用研究がなかなか進められてきませんでした。
これが、プロテオグリカンという素晴らしい素材がこれまで世の中に広く知られてこなかった理由です。
【1998年、ついにその壁が破かれる】
こういった様々な課題がある中、ついにその壁が破られる時がきます。しかも日本で。
長い時間と地道な研究を続けた結果、彼は世界で初めて、それまでよりもずっと簡単で、しかも安全な方法でプロテオグリカンを抽出することに成功します。
この画期的な発明をきっかけに、プロテオグリカンに関する研究は弘前大学を中心に世界中で一気に発展していくことになります。
基礎研究、応用研究を進めていくうちに、それまで分かっていたことに加えて、さらに数々の驚くべき効果が明らかになってきました。
プロテオグリカンが単なる化粧品やサプリメントだけではなく、再生医療や免疫医療、アンチエイジングなど、幅広い分野で新しい領域を切り開く”夢の新素材"である可能性を示す実験データが、どんどん集まって来たのです。
【エイジングケアに最適!】
プロテオグリカンはもともと体内に存在するものですが、残念ながら年齢と共に減っていき、老けの原因になります。
それを化粧品で補えるのですから、エイジングケアにぴったりの成分ですね!
プロテオグリカンには多くの効果があることが分かっています。
保水力がすごい!
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ヒアルロン酸の130%の保水力
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EGF様作用
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肌の新陳代謝を活発化させ、細胞を再生
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美肌仲間を増やす |
ヒアルロン酸とコラーゲンの生産促進
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美肌の大敵、紫外線対策
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紫外線による皮膚の炎症を改善
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ひざをサポート(サプリメント)
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軟骨の再生と関節痛の予防・改善
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寛解に持ち込める期待がされています(経口投与)
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関節リウマチの改善
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などなど、いーっぱいあります!
コラーゲンやヒアルロン酸を凌ぐと言われている美容成分、プロテオグリカン。
今後も研究が進むにつれて、さらなる恩恵をもたらしてくれることでしょう!